武衛さんについて書かれているのはほとんどありませんね。年齢も分かりません。
女性感覚を巧まずとも表現出来てしまう、そのような感覚の作詞家ではないかと思います。
女性感覚を巧まずとも表現出来てしまう、そのような感覚の作詞家ではないかと思います。
石川ひとみ 「なきまね」 (1981.07.21)
作詞:武衛尚子/作曲:亀井登志夫/編曲:松任谷正隆
作詞:武衛尚子/作曲:亀井登志夫/編曲:松任谷正隆
武衛さん、大変感覚的な詞を書きますね。女性にしか分からない感覚を言葉にします。言葉が途切れた つかの間 ふいにあふれた涙
このような経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
私は2度ほど、印象に残る記憶があります。
談笑をしていた女性が突然涙を流しました。
それで、こちらは歌詞のようにただとまどうばかり。
前後の脈絡はないのですけど...
感受性が豊かで、かつあまり喜怒哀楽を現さないタイプの女性であることが多いようですね。
知的な女性でしょう。
繊細な神経を持っているのだけれど、それ故に感情に翻弄されることを強く自制しているタイプ...
そういう方なのだと思う。そして、石川ひとみちゃんがそういう人ではないかなと思う。
女性の感情の特質として、いろいろな気持ちを整理せずにダムのようにため込む、ということがあります。
鬱積するわけですね。
ですから、それを喜怒哀楽の感情表現で、緩和するのですが、内向派の方はジッと自己抑制していて、突然ダムが決壊することがある。
それほどでなくとも、小さな堤防決壊をしながら、感情的蓄積がオーバーしないようにするする男にはないメカニズムがあります。
男の場合は、黙りこくって、時間が忘れさせてくれるのを待つという、これまた女性には理解できない行動をとります。
ただ理由もなく ただ意味もなく ふわりただよっているの
男は、「このような女性感覚があるのだ」ということだけは最低限認識しておかないと、女性と上手くつきあっていくことは難しいですね。
男と女はまったく異なる思考回路でものを考え、コミュニケーションを図っているからです。
ですから、このような女性感覚の歌詞は、女性には「あるある」と納得されるはずです。
けれども、圧倒的多数を占める石川ひとみ男性ファンには、いまいち訴求力がないかと思う。
女性らしい歌だな、ひっちゃんってこんな感じかな、とかは思うでしょうけど...
でも、それ以上の意味的な重さは感じないでしょう。
この歌詞の男女関係は、今風にいえば草食系男子と内気な女の子のお付き合いなのでしょう。
彼が力強くぐいぐいと引っ張っていくような人ではなく、黙ってそばで見ていてくれる人。
私は、そういうのが好きだけど、そこに寄る辺ない距離感のようなものを感じていて、恋心がふわふわ浮いているようだ、と。
武衛的、女性感覚世界の表現ですね。
...と、ここまで書いて改めて歌を聴いてみると、ひっちゃんの幼い高音と武衛さんの女性っぽい歌詞がマッチして、まことさんがこういう歌好きだな、というの、分かります。
このような歌が好きな男の人というのは、女性に好かれるやさしい人だと思います。
少しよこしまな関係ね...ってなれるタイプではないかな。
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